2025年 — 高浜町・青郷
この文章は、この一年、私を迎え入れ、支え、ここを「自分の居場所」だと感じさせてくれたすべての方へ贈る、年の終わりのささやかなお礼です。
多くの良い出来事と同じように、その始まりは一匹の猫でした。
最初に迎えてくれたのは煎餅 (センベイ) 。好奇心があり、慎重で、そして静かに忠実な猫です。 その出会いから、河合さん、芳香さん、田中さんご家族とのご縁が広がっていきました。忘れられない懐石の忘年会もありました。あたたかさと笑い、そして祝福のように感じられる料理。
この一年、山本社長と山惣ホームの皆さんには、青葉庵を民泊として整えていく過程で、多くの実務的な助言と支えをいただきました。大きな判断から、家を「迎える場所」にするための細かなことまで。その歩みの途中で、同志社大学の合宿、近所のヨガと昼食会、BBQが自然と始まり、学生やご近所の方々が行き交うようになりました。
とりわけ心に残っているのは、お祭りです。 雨の中での村回りでしたが、気持ちは沈まず、場の空気は高く保たれていました。演目、人の流れ、そして共有された熱気が、ひとつのことを教えてくれました。青葉庵は、ただ海の近くにある家ではない。この町の一部なのだと。
海では泳ぎ、潜り、サップをし、青郷の屋根越しに見る朝日と夕日に、何度も心を奪われました。運動会やお盆にも参加し、今年はカラオケ大会で優勝できませんでしたが……来年こそはと狙っています。
静かな時間には、この土地での歩みや出会いを物語として書きました。 煎餅とおはぎのこと。私を整えてくれる大山(ダイサン)のこと。そして、急いだり、思い違いをすると、からかってくる庭の狸・タヌのこと。 ここに飾られている絵は、孝子さんが描いてくださったもので、私の文章のいくつかを絵にしてくれました。長く心に残る、かけがえのない贈り物です。
冬を迎え、神田さんの監修のもと蔵に薪ストーブが入り、クラフトカフェの設計も進んでいます。学び、つくり、語り合うための、ささやかな場になる予定です。それが、これからの「蔵キャンパス」の中心になります。
この一年に出会ったすべての方へ。 ご近所の皆さん、職人さん、祭りの担い手、友人、学生、そして地域の事業者の皆さん。優しさと、ユーモアと、忍耐、そして信頼を、本当にありがとうございました。まだお会いできていない方も、ぜひ2026年にお立ち寄りください。近くに来られた際は、どうぞ気軽にご連絡ください。コーヒーを淹れてお待ちしています。
また、多くのプロジェクトを手伝ってくれている美葉(フミハ)さんを。あたたかく迎えてくださった皆さんにも心から感謝します。皆さんの優しさは、私にとっても大きな支えです。彼女は一月に戻ってきます。
健康で、感謝に満ち、次の2026年へ向かう準備ができています。
海のそばで、また一年。
光が増え、笑いが増え、共に生きる時間が続きますように。
— トッド・ニューフィールド
青葉庵/高浜町
Aoba-an.com ・ Takahama.com
そして、導いてくれる大山 (ダイサン) へ。見守る隣人である煎餅とおはぎへ。そして、精霊として、そしておそらく私の中にも住んでいる狸・タヌへ。ありがとう。
余韻 ー Echoes
ここには、いくつかの余韻が残っています。 今も静かに、この家を明るくしてくれる言葉たちです。
「着いたとき、自分がどれほど疲れていたのかに気づきました。」
— 京都からのゲスト
「ここでは、何も求められませんでした。」 — 訪問したアーティスト
「深く眠って、ゆっくり歩きました。」
— 初めて訪れた方
「一晩だけの滞在が、自分の中ではもう少し続いていました。」 — 関西からの旅人










